廣田美穂 ［ソプラノ］

Miho Hirota
　千葉県出身。昭和音楽大学声楽学科卒業。01年イタリアのローマ・チェチーリア国立音楽院を修了、ディプロマを取得し助手も務める。08年より平成20年度文化庁新進芸術家海外留学制度研修員として再度ローマで研鑽を積む。第43回日伊声楽コンコルソならびに第76回日本音楽コンクール声楽部門で共に第１位を受賞。
　在位中、ヴァチカン市国ラテン語協会主催のラテン語によるオペラ「メデア」「ユディッタの勝利」に出演。また、ローマ・サンタチェチーリア国立音楽院のオーケストラとマーラー交響曲第４番「大いなる喜びへの讃歌」にソリストとして共演し、キウジでは「マスカーニの夕べ」に出演した。09年にはイタリア国営放送RAIの番組や、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラでの音楽祭等に出演。
　昭和音楽大学オペラ公演「愛の妙薬」のジャンネッタで出演。07年8月には新宿区民オペラ「仮面舞踏会」のアメーリアで好評を博す。
　藤原歌劇団には08年「ラ・ボエーム」のミミでデビューを果たし、成功を収める。12年新国立劇場にも同役でデビュー。13年には藤原歌劇団「仮面舞踏会」のアメーリアを好演するほか、「ナブッコ」「修道女アンジェリカ」でも主役を務める。コンサートでは、12年文化庁主催「明日を担う音楽家によるコンサート」やオールスペインプログラムによるジョイント・リサイタルや、ジルヴェスターコンサートのほか、ヴェルディ「レクイエム」、ベートーヴェン「第九」などの宗教曲でもソロを務める。NHK-FM「名曲リサイタル」に出演するなど幅広く活躍している。
平成20年度川崎市アゼリア輝賞受賞。公共ホール音楽活性化事業登録アーティスト。昭和音楽大学、大学院講師。藤原歌劇団団員。